其之四
「ところで、明日から昼休み、どうするよ??」
「さすがにもう剣道場には忍び込めないよな・・・」
「外で野球は?」
「却下!グランドまで出るのダりぃ・・・貴重な昼休みやし。」
「体育館で、バスケでもしようぜ。」
「ああ、そうだな。」
「いいんじゃない。」
「で、ガラス代だけど、スマイリーだけに払わせられんよな・・・連帯責任っていうヤツ?」
「明日、皆から徴収すっから。」
「ん、わかった。で、お前・・・・使うなよ。」
「わっ・・・わかってるって。」
「なんで、そんなトコで、どもるんだよ。」
「ワッハッハッ・・・!!」
「スマイリー、いいなあ・・・。もう片方のコでもいいから、紹介してくれよ。って、いうより合コンセッティングしろ。」
「まあまあ、待て待て。オレが今晩、距離縮めっから。」
「期待してるよーん。吉田さまぁ。」
「大丈夫だろーな・・・・。」
「つーかオレたち、いつまで、ココに立ってなきゃいけねーの??」
「お、瑞樹。井上が来んぞっ。」
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職員室の方へ向かって、前方から歩いてきたのは、僕のクラスの担任の井上誠だった。
井上は、日本史を受け持っている。ちょっと嫌な先生だった。
井上は、僕らを見るやいなや、
「沢井、沢村、お前ら何やってんだ!三年にもなって、恥ずかしくないのか??」
「沢村、特に、お前の日本史、何点だった?30点なかったろ??こんなことばっかやってるから、あんな点取るんだよっ!そんな暇があったら、勉強しろ!!」
僕は、ムッとした。たしかに正論だが、こんなトコでテストの点を大声で言わなくてもいいのに・・・。
高校に入学した時点で、おちこぼれの烙印を押された僕は、腐って、まったく勉強というものをしなくなった。そんな点を取ってしまうのは当たり前だった。
しかし、なぜか・・・「見返してやりたい」・・・そんな気持ちが沸いてきた。
井上は、去っていったが、場の雰囲気は、少し悪くなった。
でも、ここで、スマイリーは僕に言った。
「大丈夫だって。オレも日本史、20点くらいしかなかったし。」
皆、笑った。僕も少し笑顔をとり戻せた気がした。
僕には勿体無いくらいのヤツらだ。
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コメント
( ^▽^) ガラス割って弁償として3000円払わされたっけ
投稿: てぃーちゃん | 2007年11月20日 (火) 19時21分